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2021.12.20法人向け
今現在中途採用やリファラルでの採用を行われている企業様の中には、新卒採用をご検討している企業様もいらっしゃるかと思います。
しかし、新卒採用を始めることを検討はしているがどうすればいいかわからない、自社に新卒が合うかわからない。等、新卒採用に踏み切れない企業様も多いのではないでしょうか。
今回はそんな新卒採用のメリットやデメリットを踏まえ、新卒採用に向いている企業はどんな企業なのか、ご紹介します!
新卒採用とは高校や大学を卒業見込みの学生を採用することです。
つまり、就業経験のない学生にとって、初めて社会人としてのキャリアをスタートさせる会社を選ぶことを言います。
新卒採用と反対に、就業経験のある方が転職する際には中途採用となります。第二新卒採用も、新卒と入っていますが、中途採用の一種に当たります。
大きく違う点はやはり就業経験がある方をターゲットとするか、ない方をターゲットとするかという点です。
また、中途採用では、採用ニーズが出てくるとその都度採用活動をする形ですが、新卒採用では採用のスケジュールが経団連により定められており、次年度の春に入社する方に対して年間を通じて採用活動を行うことになります。
では、新卒採用をする企業はどのような部分にメリットを感じて新卒採用をしているのでしょうか。
新卒採用をするメリットを5点ご紹介します!
1.組織の構成が安定する
中途採用だけで組織を大きくすると、年齢の構成に偏りが生まれやすくなります。特定の年齢層だけ空洞化したり、平均年齢が上がったり、組織のバランスが崩れやすくなるのです。
新卒採用では毎年春に新人がまとめて入社してくるので、綺麗なピラミッド型の組織を作ることができ、組織構成が安定します。
2.企業理念や企業の文化が浸透しやすい。
他社を経験した中途者は、考え方や仕事のやり方など、前職のカラーを引き継いでしまい、企業に順応できないことがあります。反面、新卒者はまっさらな状態のため、企業の理念や文化を素直に受け入れることができ、新卒採用を継続することで脈々と企業の理念や文化を組織に浸透させることができます。
3.採用コストを低く抑えることができる
即戦力の経験者を採用し続けるには、求人広告や人材紹介など多大なコストがかかります。
新卒採用では、即戦力ではなく教育コストがかかるものの、中途採用よりも採用コストを抑えて採用をすることが可能です。
4.将来の幹部候補人材を採用できる
中途採用では自身の経験を活かせる職種や、ライフスタイルに沿った勤務先を選ばざるを得ないケースが多いです。対して新卒者では、特定の職種や勤務地にこだわりがある人が比較的少ないため、ジョブローテーションや転勤を通して会社のことを広く知る人材に育てることができます。
会社のことを広く知り、長い間勤務している人を経営幹部候補にすることで、自社の発展を図る企業が多くあります。
5.社員研修の道筋が立てやすい
中途採用では基本的に入社タイミングや入社時の職種に対する経験スキルは人それぞれなため、自社の業務に取りかかるまでの期間はまちまちです。新卒採用では一括で入社準備や研修ができるため、入社前、入社後の業務に取り組むためのスケジュールを効率的に管理、運用することができます。
では、新卒採用のデメリットは何でしょうか?大きく3つご紹介します。
1.教育に時間やコストがかかる
基本的には新卒入社の方は、社会人経験がなく即戦力として活躍できることはあまりありません。また、業務や自社の企業理念の理解などに関することはもちろん、ビジネスマナーや社会人としてのマインドの醸成などの研修も教育する必要があります。社内外の研修リソースを使って、上手く自社で戦力として育てるための流れを作らなければなりません。
2.採用ミスマッチが起こりやすい
新卒社員は働くということ自体に対する理解が浅く、結果として採用ミスマッチが起こりやすい傾向があります。入社はしたものの仕事内容や社風、環境になじめなかった場合、「自分にはこの企業は合っていなかった」と早合点をして、早期退職につながるケースが多いです。採用活動中にできるだけ自社について理解してもらえるようにする必要があります。
3.採用活動にかかる時間や手間が多い
新卒採用では、ほぼ年間を通して採用活動に費やさなければならず、募集開始から説明会の運営、選考、内定者フォローなど、時間や手間が多くかかります。
中途採用では応募があってから長くても2ヶ月くらいで入社までの工程を終えることができますが、新卒採用では応募から入社までほぼ1年をかけることになります。さらに、選考だけではなく内定後のフォローなども必要になるでしょう。
上記のメリット、デメリットを踏まえて、新卒採用に向いている企業の特徴をご紹介します。
・企業理念を浸透させたい企業
自社に明確な理念やすでに築かれた文化があり、それを長く浸透させたい企業は新卒採用に向いているでしょう。
その理念や文化の中で育った社員がさらに下の社員に伝えていくという、一体感のある組織が構築できるようになります。
・社員の活性化を図りたい企業
新卒社員は、いち早く一人前の社会人になりたいという意欲が高く、成長スピードも速いです。
新卒の同期との横のつながりによって競争環境が形成されるうえ、教育する側の社員の刺激にもなるため、組織全体として活性化が図られます。
いかがでしたでしょうか?
新卒採用を導入することにより、会社に多くのメリットがもたらされます。
もちろん、採用に掛かるコストや手間などは無視できませんが、それ以上のメリットをもたらすことのできるパワーを持った採用ではないかと思います。
弊社では、新卒採用をプランニングから実際の採用活動の業務まで一貫してご支援可能です。見えないところで掛かっている採用活動に掛かる採用担当者の人件費や工数を削減し、効率のいい新卒採用をご提案可能です。
少しでも新卒採用の導入をご検討の企業様は、ぜひお気軽にお問合せください。