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2021.12.14法人向け
新卒採用では売り手市場が進み、一人の学生が複数の企業から内定をもらうことが当たり前になっています。入社する企業は1社のため、残りの企業からの内定は辞退することになってしまいます。
そこで重要視されているのが「内定者フォロー」です。せっかく長い時間と労力を割いて採用活動をしたにもかかわらず、内定者から辞退されてしまっては苦労が水の泡ですよね。
ここでは、そんな「内定者フォロー」に関するポイントや代表的なやり方などについてお送りします。
内定者フォローに取り組むうえで大事なのはその目的です。
内定者フォローでは主に2つの目的があります。ひとつ目は「入社を決意してもらう」こと、ふたつ目は「入社の準備をしてもらう」ことです。
一般的には10月1日の内定式解禁前と後、もしくは内定承諾の前と後で内定者フォローの目的は変わります。
この目的を達成できるようにプログラムを組みましょう。
上記のふたつの目的を踏まえ、内定者フォローではどのようなことをすべきなのでしょうか。
代表的なものを具体的に4つご紹介していきます。
1. 社内見学や座談会
学生が内定を承諾する前は、本当にこの会社でいいのか?という不安や、少なからず仕事に対しての疑問をいだいています。選考で十分に会社のことが理解できていないこともあるため、コミュニケーションも兼ねて社内を見学してもらったり、先輩社員との座談会を開催して交流の場を設けたりすることで理解を深めることができます。
2. 内定式・内定者懇親会
内定後に最も気になることの一つとして、どのような同期がいるのかということが挙げられます。
内定者同士の顔が見える場、交流の場を設けることで春から社会人として一緒に働く同期や先輩社員を知ってもらえます。また、就活は自身の判断に自信が持てなくなることが多いですが、自分以外の人たちがどのような部分に惹かれて入社を決意したかも知れるため、不安を払拭できます。
3. 入社前研修
就活が終わる大学4年生の頃には、学校の授業もほとんどないという学生も多くなっています。授業がない時間を使い、通信教材やWeb教材などを課題として課すことで、社会人の基礎知識や心構えを入社前に構築することができます。学生によっては授業がまだ残っていることもあるため、負担が大きくなりすぎないようにすることも大切です。
4. 入社前アルバイト
実際に入社後の業務に触れることで、職務への理解度を深めるとともに入社前研修にもつながります。生活の負担が増えることも考えられるため、内定者の状況をしっかりと確認したうえで実施するのがよいでしょう。
代表的な内定フォロー施策をご紹介しましたが、プログラムを構築するうえで大切なポイントはなんでしょうか。それは「学生の不安を払しょくする」ことを意識してプログラムを組むことです。
内定承諾前はもちろん、内定承諾後にも内定者は何かと不安を抱えているものです。内定者の状況を見つつ、どんな不安を抱えているのだろうと想像しながら企画を立てることが大切です。
今回は内定フォローの目的や施策例、プログラムを構築するうえでのポイントについてお送りしてきました。
せっかく内定を出すほどに魅力的な人材を逃してしまうのはとてももったいないことです。内定承諾率、内定辞退率が高くなっている場合は、ぜひ内定者フォローの仕方や内容を見直すのがよいでしょう。
P&Aでは新卒採用のご支援で、内定式や内定者フォローのプランニング・運営代行、内定者フォローツールの販売、入社前研修など、内定者フォローのご支援もしております。
自社に合った内定者フォローのやり方を知りたい方は、ぜひお気軽にお問合せください。