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採用ペルソナとは?作るメリットや作り方をご紹介!

採用の情報を集める上で、「ペルソナ」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか?「ペルソナ」はマーケティング用語で、『自社の商品やサービスを利用する典型的な顧客モデル』のことです。つまり、「ペルソナ設計」とは、読んで字のごとく、ペルソナを設計することをいいます。採用においては、顧客は求職者と置き換えられますので、『自社が採用したい典型的な人物像を明確にすること』が採用のペルソナ設計と言えるでしょう。

 

ここでは、採用でペルソナ設計をすることのメリットや、どのようにペルソナ設計すればいいのか?という内容についてお送りいたします。

 


 

ペルソナとターゲットの違いは?

どんな採用活動をするとしても、どのような人が来てほしいとターゲットを想定するかと思います。では、ターゲットとペルソナの違いは何なのでしょうか?

 

その大きな違いは、複数人の人材の層として捉えるか、具体的な人物像として捉えるかという違いになります。

採用ターゲットでは、『20代で営業職の経験があり、都内に住んでいる方の集団』という捉え方をされることがほとんどです。対してペルソナは、『26歳、新卒でIT系企業の営業職に就職し、法人営業に従事。成績も好調だったものの、もっと早い成長速度を求めて転職を検討中・・・』といったような形で、特定の個人レベルまで絞り込み具体的な人物像と捉えます。

ペルソナを作ると何ができるの?

なぜ、ペルソナ設計をするとよいのでしょうか?それは、下記のようなメリットが生まれ、採用成功させやすくなるからです。

 

①社内の採用基準を統一できる

②求職者目線で自社の採用活動を改善できる

③求人の文言をより良くすることができる

 

 

①社内の採用基準を統一できる

ペルソナを設計することにより、選考で確認するポイントを絞り込み、採用基準を統一することができます。採用担当の主観での判断を減らせるため、担当ごとでの認識の違いが生まれにくくなり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

 

②求職者目線で自社の採用活動を改善できる

採用のメッセージは、企業側から伝えたいことに本当の魅力が伝わらないことがあります。ペルソナを作ることで、自社の求人はペルソナが求めるメリットを提示できているのか判断できる客観的な指標にすることができます。

 

③求人の文言をより良くすることができる

ペルソナを作らないままに求人を進めてしまうと、伝えたいメッセージがぼやけてしまいます。ペルソナ設計することにより、自社の求人をどう伝えればいいかが明確になり、より求人原稿やスカウトで、訴求力の高い求人の文言を作ることが可能です。

 

ペルソナの作り方

では、実際に採用ペルソナを作るうえでどのような手順で進めればよいのでしょうか。 ペルソナ設計の流れは下記のようになります。

 

①採用の目的を明確にする

②求める条件を書き出す

③採用市況を鑑みて採用要件を絞り込む

④ペルソナの完成

⑤ペルソナの見直し

 

それぞれのフェーズでやることをご紹介します。

 

 

①採用の目的を明確にする

ペルソナを作る以前にまず、どこの部署でどんな職種が何人欲しいのか、募集したい理由は何なのかを整理し、採用の目的を明確化します。ここで採用したい人材と関わる社内の人としっかり連携を取り、本当に欲しい人物像はどのような方か聞いておくことが重要です。

 

②求める条件を書き出す

採用したいポジション、人数、採用の目的が決まったら、採用したい人物に求める条件はどのようなものか、一通り書き出してみましょう。ここではあまり絞り込むことは考えずに、『住所や年齢』『経験・資格』『人間性』などの観点から、ブレストの要領で数を多く出していくとよいでしょう。

 

③採用市況を鑑みて採用要件を絞り込む

要件をできるだけ多く書き出したら、採用市況と照らし合わせながら、採用の要件を絞り込んでいきます。②で出た要件の中でも特に大事なものはどれかを見極めて、『求めすぎ』の状態にはなっていないか注意しながら絞り込みましょう。ここでペルソナの採用難度を上げすぎて『求めすぎ』の状態になれば、市場にほぼいない人を探すことになってしまいます。

 

④ペルソナの完成

出てきた要素を個人のプロフィールのような形でまとめあげられればペルソナの完成です。採用活動で活用していきましょう。

 

⑤ペルソナの見直し

ペルソナは作るだけでは最大限に効力を発揮しません。採用活動をしながら、ハードルを上げたり想定しているパーソナリティ情報を調整したりと改善を図ることで、自社に合ったペルソナにすることができます。応募数や面接での合格者率、入社後の定着率なども加味しながら、本当に必要なスキルやパーソナリティは何なのか追求して、ペルソナを洗練させていきましょう。

 


 

さいごに

今回は採用のペルソナ設計について解説しました。

 

ペルソナの精度を高めると、自社に合う人材が明確になり採用成功へと大きく近づきます。

もし、採用にお困りのことがありましたら、ぜひ改めて自社の採用ペルソナを練り直してみてはいかがでしょうか。

 

弊社では、採用のプランニングから実際の採用活動の業務まで一貫してご支援しております。採用ペルソナを作るのに困っている方や、根本から採用計画を立てたうえで採用活動をしたいなど、様々なご要望にお応えできます。

 

少しでも採用にお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にお問合せください。

 

 

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