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第二新卒とは?第二新卒を採用するメリット・デメリットやおすすめの採用手法をご紹介!

はじめに

中途採用市場では、「第二新卒」という言葉を聞くことも一般的になりました。

『Re就活』のように、第二新卒、若手採用に特化した求人媒体もあれば、そのほかの求人媒体でも第二新卒者に向けた広告キャンペーンを行うなど、採用ニーズが高まっている第二新卒。

ここでは、第二新卒とは何なのか。また、第二新卒者を採用するメリットやデメリット、おすすめの採用手法をご紹介していきます!

 


 

第二新卒とは?

「第二新卒」とは、大学・短大・専門学校・高校など学校を卒業後企業に就職し、3年以内に転職を考えている人材を指して使われる言葉です。厳密には定義づけされていないため、卒業後5年以内くらいの転職人材も第二新卒と捉えて採用している企業もあります。

ポテンシャル採用などという言い方をされる場合もありますが、こちらは基本的に同職種での就業経験がない、もしくは現時点ではスキルが足りていないが、今後の育成を見込んで採用するケースを総称します。

 

また、近しい言葉で「既卒」がありますが、既卒は卒業後一度も就職せずに、就職活動をしている人材を指します。つまり、一般的には第二新卒は就業経験がある方、既卒は就業経験のない方、という使い分けがされています。第二新卒では就業経験がある方の採用になるため、ポテンシャル採用ではなくほぼ即戦力の採用のようになる場合もあります。

なぜ第二新卒採用が注目されているのか

では、なぜ第二新卒採用が注目されているのでしょうか。それは主に2つの理由が考えられます。

 

①新卒の採用が難しくなっているから

新卒採用市場では売り手市場が続いており、採用目標人数を確保することが難しくなっています。

 

新卒採用は、ポテンシャルのある人材の採用、自社の理念に共感してくれる人材の採用を目的に行うことが多いため、それらを満たせる第二新卒者を採用するニーズが高まっているのです。

 

②早期退職者が増えているから

厚生労働省のデータによると、大学卒の新卒者の3年以内の離職は、平成6年ごろまでは20%台で推移していましたが、その後はおおむね30%以上の水準となっています。

 

※出典:厚生労働省 新規学卒者の離職状況より「学歴別卒業後3年以内離職率の推移」

 

そのため、転職市場でも第二新卒層のボリュームは決して無視できないものになっています。企業拡大をしていく際、第二新卒を採用できることは企業にとって大きなメリットになり得るのです。

 

第二新卒を採用するメリット

新卒採用やその他の中途採用と比べて、「第二新卒採用」のメリットは何でしょうか。

 

・ビジネスマナー・ビジネススキルが身に付いている

第二新卒人材は新卒で入った企業での就業経験がある人材のため、基本的なビジネスマナー・ビジネススキルが身についています。そのため、自社での研修や教育のコストも削減することができます。

 

・通年採用できる

新卒採用では4月入社が基本ですが、第二新卒の場合は通年での採用が可能です。そのため、人材の採用が必要になったタイミングで入社してもらえるというメリットがあります。

 

・職場への適応が早い

前職でのやり方に固執していないことが多いため、第二新卒採用では新しい職場にも早いうちに適応できることが多いです。また、仕事に対する考え方が柔軟なため、素直に自社のやり方を聞き入れてもらえます。

 

第二新卒を採用するデメリット

では、新卒採用やその他の中途採用と比べて、「第二新卒採用」のデメリットは何でしょうか。

 

・早期退職につながることがある

第二新卒は新卒で入った企業を何かしらの理由で早期退職しているため、その原因となる環境がある場合、また早期退職に繋がってしまう場合があります。前職の退職理由や、これからのキャリアプランなどをすり合わせ、自社にマッチする人材か見極める必要があるでしょう。

 

・自社で教育・研修する必要がある

第二新卒は中途採用で、ビジネスマナー・ビジネススキルが身に付いているとはいえ、職種未経験、もしくはビジネススキルがまだ足りていないことが多いです。そのため、自社の業務に入る際にはやはり一定の時間をかけて教育、研修をする必要があります。また、複数名の入社時期がバラバラになってしまう場合、教育に割く時間、期間が長くなってしまうことがあります。入社時期を合わせるなどの配慮が必要なこともあるでしょう。

 

第二新卒を採用するおすすめの手法

・若手の多い求人媒体

新卒採用では「マイナビ」や「リクナビ」などの求人媒体への登録が一般的なため、その後の転職を考える際にもとりあえずWeb求人媒体に登録してみるという第二新卒者は多いです。新卒での就活でもなじみ深い「マイナビ転職」「リクナビNEXT」はもちろんのこと、「doda」「エン転職」「Re就活」のように若手向けにプロモーションを行う求人媒体にも多くの第二新卒者が登録しています。

多くの第二新卒ターゲットの目に触れる機会を作ることができ、最もおすすめの手法です。

 

※おすすめの中途採用媒体選定はこちらの記事もぜひご覧下さい。

【中途採用】中途求人媒体9つの特徴をご紹介!

 

・若手向けの転職エージェント(人材紹介サービス)

現在では、第二新卒向けにサービス展開をしている転職エージェントサービスが多くあります。人材紹介は基本的に成功報酬サービスとなるため、入社が決まるまでコストが発生しません。また、第二新卒採用では30%~35%の成功報酬料金はなく、一律定額での紹介を見込めることもあります。

 

・転職イベント

「転職博」などの第二新卒に特化した転職イベントも開催されており、効率よく第二新卒者と会うことが可能です。直接自社の説明をすることができ、どんな方が自社に興味を持ってくれているかが分かるため、ミスマッチを減らした採用を見込むことができます。

 

・社員からの紹介(リファラル採用)

社員の友人、知人のつながりを使った紹介を見込むこともできます。特に新卒採用を行っている会社では、学生時代のつながりから紹介してもらえるケースが多いです。採用コストがかからないうえ、つながりを通して社風や仕事内容を知ってもらったうえで選考できます。

 

さいごに

今後も新卒採用市場は売り手市場が続くのではないかと予想されるため、第二新卒採用はさらにニーズが高まるかもしれません。

いち早く第二新卒採用をする流れを構築することで、会社拡大の計画も立てやすくなることでしょう。

教育や研修の体制を整える必要もありますが、それ以上のメリットが生み出せるのではないでしょうか。

 

採用コストが高騰している、新卒だけでは採用したい人数に追いつかない、といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひ第二新卒採用に取り掛かってみることをおすすめします。

 

弊社経由で第二新卒採用をお申込みいただけた場合、新入社員の方に無料で1日研修も行っているため、教育コストも抑えることができます。

 

採用をご検討の際には是非お気軽にお問合せください!

 

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