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2025.02.27法人向け
各採用時期に合わせた学生と企業の動きをまとめました。
それぞれの時期における企業の準備ポイントも併せてご紹介していますので、今後の採用活動にぜひご活用ください。
🧑🏻🎓学生の動き
この時期は多くの大学が夏季休暇に入るため、学生はそのタイミングを活用してインターンシップに参加し始めます。また、インターンシップ参加に向けた準備の一環として、自己分析を徐々に始める学生も増えていきます。早期に動き出す学生ほど就職活動に対する意欲が高いため、優秀な学生と出会えるチャンスも増えるでしょう。
🏢企業の動き
この時期の企業は、前年の採用活動を振り返り、インターンシップの対応などを通じて、今年度の採用活動に向けた準備を始めます。また、学生が長期休暇を迎えるタイミングでインターンシップ参加率が高くなる傾向があるため、この時期に積極的に学生と接点を持つことをおすすめします。
・前年の採用活動の振り返り
・インターンシップ実施に向けた社内スケジュールの調整
・秋冬インターンシップの準備
🧑🏻🎓学生の動き
この時期の学生の活動は、二極化する傾向があります。
1つ目は、業界分析や企業分析を行うパターンです。特に夏季インターンシップに参加した学生は、この時期に今後選考を受けたい企業を絞り始める傾向があります。
2つ目は、秋季インターンシップに参加するパターンです。夏季インターンシップに参加できなかった学生が中心となり、気になる業界や業種のインターンシップに参加して業界理解を深めます。
どちらのパターンも、今後の就職活動に繋がる重要な動きであるため、企業はこの時期までにターゲット学生とできる限り接点を持つことが重要です。
🏢企業の動き
この時期には、インターンシップの対応に加えて、その後のつなぎ止め施策や、各種採用手法の検討・準備を進めることが必要です。特に、インターンシップ後のつなぎ止め施策は、今後の選考に繋げるため非常に重要です。
もしつなぎ止め施策を講じずに進めてしまうと、次回の接点を持つことなく学生を放置することになり、学生の志望度が大きく低下する原因となります。そのため、工数が足りない場合でも、次回の接点をできる限り明確にしておくことが重要です。
・秋冬インターンシップの実施
・インターンシップ後、つなぎ止め施策の検討・実施
・3月以降の採用スケジュール作成
🧑🏻🎓学生の動き
この時期の学生の多くは、これまで接点を持った企業の早期選考に進んでいます。また、企業との接点がまだ持てていない学生も、直前期に開催される合同説明会に参加したり、就職サイトを活用して企業情報を収集したりと、本格的に企業選定に向けて動き始めています。
さらに、早期から活動を始めていた学生はすでに内定を取得している場合もあるため、企業も就職活動の早期化を意識して積極的に動くことが求められます。
🏢企業の動き
優秀な学生に少しでも早くアプローチしたいという思いから、企業によってはこの時期に早期選考を実施したり、場合によっては内定を出し始めるケースもあります。
さらに、就職サイトの仕様が変更され、2月中旬頃からインターンシップの検索ができなくなり、代わりに3月以降の説明会が告知できるようになります。
また、直前期には一定期間、管理画面が利用できなくなる期間も設けられるため、本サイトへの掲載に向けた原稿の最終確認や説明会日程の設定などは、前々から進めておくことをお勧めします。
・早期選考の実施
・3月以降の採用スケジュールの確定・告知
・就職サイト(本サイト)の入稿と各種オプション設定
・各種採用手法の最終確認
🧑🏻🎓学生の動き
3月の広報解禁を受け、学生は企業の説明会に積極的に参加するようになります。しかし、近年インターンシップの動きが活発化した影響で、学生の3月以降の応募社数や説明会参加社数は年々減少しています。
そのため、学生の限られた行動量の中で、いかに自社を見つけてもらえるかが、採用成功のカギとなります。
🏢企業の動き
この時期の企業の動きは、主に説明会の開催、選考の実施、学生への連絡に絞られます。基本的には、3~4月に説明会を開催し、4月~5月にかけて選考を行います。
また、学生への連絡は選考の合否通知や次回選考の日程調整など、継続的に発生するため、連絡漏れがないように注意しましょう。
・説明会・選考会の実施
・学生との次回接触日程調整・連絡
・採用目標に対する進捗確認
🧑🏻🎓学生の動き
6月を過ぎると、多くの学生は内定を取得しています。ただし、一部の大手企業や金融系企業は6月から選考を開始するため、学生によってはこれから選考を受けることもあります。
ここで注意すべきなのは、自社よりも他社の志望度が高かった場合、選考辞退や内定辞退される可能性がある点です。そのため、内定後のフォローだけでなく、選考途中のフォローも忘れずに行うことが重要です。
🏢企業の動き
この時期の企業の動きは、学生の選考対応や見極め、合否連絡がメインとなります。また、最近では学生の見極めに適性検査を導入する企業も増えており、ストレス耐性や自社への適合性を判断するための材料として活用されています。
社内での評価軸のズレや採用ターゲットの認識のズレを防ぐためにも、事前に選考基準をすり合わせておくことが重要です。
・選考の実施・学生の見極め
・選考途中の学生フォロー
・バッティング企業の動きの確認
🧑🏻🎓学生の動き
多くの企業が10月に内定式を予定しているため、それに合わせて学生も就職活動を収束させる傾向があります。さらに、入社前の事前課題として入社前研修を行ったり、内定者同士の懇親会を開いたりと、企業との接点が多くなる時期でもあります。
学生にとっても、入社前に企業を見極める最後のタイミングとなるため、内定者や社員とのコミュニケーションを通じて「本当にこの企業に入社して良いのか」の最終判断を行います。
🏢企業の動き
多くの企業は10月の内定式を目安に採用活動を終えるスケジュールで動いています。
しかし、学生の内定辞退や選考途中離脱により採用目標数に達していない場合、追加採用が必要になります。
この時期に就職活動を行う学生の数は限られていますが、内定辞退をして再度企業を探す学生や、まだ内定を取得していない学生、公務員志望から民間企業を検討するようになった学生など、採用の可能性は十分にあります。諦めずに学生と接点を持ち続けましょう。
・内定式の準備・開催
・内定者フォローの実施
・入社前研修の企画・実施
今回は新卒採用スケジュールについて、企業と学生双方の動向を踏まえた動き方をまとめました。
基本的には、年間を通じてどの時期も重要なタイミングですが、各時期ごとのポイントを押さえ、効率的に動くことが大切です。
スムーズな採用活動を実現するためにも、自社に最適な採用スケジュールを策定し、採用成功に向けて着実に進んでいきましょう。