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採用ブランディングとは?そのメリット・デメリットや手順をご紹介!

採用ブランディングとは?

「採用ブランディング」とは、自社採用のためのブランディングです。自社が採用活動をするとき、採用したいターゲットは、「いつどこで」「どうやって自社のことを知り」「どういう仕事ができる」とイメージするでしょうか。この、イメージを形成するものが自社の採用ブランドで、その採用ブランドをわかりやすく発信することが採用ブランディングといえます。

 

新卒採用では、同じように新卒採用をしている大手企業、同業他社などすべてが採用競合になります。そのため、他社との差別化を図り、自社に合った学生を採用できるようになる採用ブランディングが注目されているのです。

 

ここでは、新卒採用における採用ブランディングのメリット、デメリットや、取り組むうえでの手順などをご紹介します!

採用ブランディングをするメリット

①競合他社との差別化や知名度の向上

採用活動をする上での競合他社との違いを明確に打ち出し、採用したいターゲットに届けることで差別化を図ることができます。新卒採用では多くの企業と比較されるため、採用ブランディングに取り組むことで、採用競合との競争に打ち勝つことができます。

また、自社の魅力を明確に打ち出すことで、就職先を探している学生の印象にも残りやすくなるため、社名を覚えてもらいやすくなります。

 

②応募数の増加と選考辞退の減少

会社の魅力をうまく発信することができれば、多くの求職者への興味付けができるため、応募数の増加が期待できます。また、「会社の求める人材」と「求職者の求める職場」のミスマッチを未然に防ぐことができ、選考後辞退の減少にも貢献します。

 

③採用コストの削減

採用ブランディングを行う事によって、求人媒体以外での応募が期待できるようになります。さらには、自社で活躍している社員が人材を推薦する「リファラル採用」も可能となる為、広告費を抑えることができ、将来的に採用コストの削減につながります。

 

④定着率の向上

採用ブランディングに会社をあげて取り組むことで、社外のファンを増やすだけでなく、社内のファンを増やすことにもつながります。社員自身が自社のファンであるからこそ、モチベーションを保ちながら働くことができるため、定着率がUPします。

 

採用ブランディングをするデメリット

採用ブランディングをすること自体にはメリットこそあれ、デメリットはあまりありません。ですが、採用ブランディングに取り組んでいく中でデメリットにつながる部分をご紹介します。

 

①効果がすぐに出づらい

採用ブランディングは何か自社の魅力を伝えられるものを作れば完成というものではありません。メリットを出すためには、数年間の期間をかけて取り組んでいく必要があります。

 

②会社規模で取り組む必要がある

採用ブランディングをするうえで重要なことは、ありのままを伝えることです。採用のために都合のいい情報だけを発信していても、入社後の早期退職につながるなどしてむしろ自社のイメージを傷つける結果になりかねません。そのため、働く環境の改善をするなど、採用以外の領域と連動しながら会社規模で取り組む必要があるのです。

採用ブランディングの手順

採用ブランディングで取り組むことは多岐に渡りますが、大まかには下記のようなものになります。

 

自社の魅力の洗い出し

自社の魅力を正しく学生に伝えるために、まずは自社の分析をするところから始めます。企業理念や会社の環境、同業他社と比較した強みなど、自社がどんな魅力を打ち出せるのかを明確にしましょう。

 

②採用したい人物像(ペルソナ)の策定

自社の魅力を整理したら、どのような学生を求めているのか、詳しく設定していきます。学歴や趣味嗜好、仕事に対する考え方など、様々な角度からどのような人物を採用したいのか明確にしていきます。ここでのコツは、実際にどこに住んでいて、どんな大学に通っていて、どんな生活をしていて・・・という風に、具体的な人物像を作り上げる(ペルソナ策定する)ことです。ペルソナを策定することで、採用活動を通してブレない軸を作ることが可能です。

 

③情報発信の設計(コミュニケーション設計)

自社の魅力を洗い出し、採用したい人物像を設定したら、その魅力をいつ、どのように伝えるかを設計していきます。新卒採用では、どのように自社のことを知り、どのように内定承諾するかまで考えるとよいでしょう。具体的には、策定したペルソナを活用して、どのような場所でどのような情報を得るのか整理します。採用サイトや説明会はもちろん、1次選考や2次選考、最終選考などの各接点においても何を伝えるのか明確にしていきます。

何を伝えるかを決めたら、どうやって伝えるかを設計します。採用ホームページやパンフレットを作ることは、採用ブランディングの手段の一つでしかありません。効果的に魅力を伝えられる発信方法を厳選することで、ブランディングに掛かるコストを抑え、施策の優先順位をつけることができるようになります。

 

④施策の実施

ここまで来てようやく、実際に実施するフェーズになります。設計した内容に応じて施策は様々です。自社の魅力を伝えられる手段すべてが対象となります。具体的には、採用ホームページを作ったり、採用パンフレットを作ったりして、実際に活用してみるといったことはもちろん、採用に関わる人員のリクルーター研修などが手段になることもあるでしょう。

 

⑤施策を改善し続ける

実は、採用ブランディングに取り組むうえで一番難しいのが継続することです。基本的には採用ブランディングは短期的に結果が出るものではありません。数年後まで継続して取り組み続けることで自社の採用ブランドが確立されます。先ほどのような実施した施策をやり続け、結果が出るまで改善する必要があります。そのためにはやはり、採用担当だけでなく会社をあげて取り組み続けられる協力体制を作っていくことが大切です。

 

おわりに

特に新卒採用では学生同士の情報交換が盛んなため、採用ブランドを確立できれば大きなメリットになります。すぐに結果が出るものではないため、まずは分析や戦略立てから地道に行っていく必要があるでしょう。

 

新卒採用では年間のスケジュールがある程度はっきりしているため、もしまだ採用ブランディングに取り組めていない企業様は、次年度の計画を立てるこの時期に、改めて自社の採用ブランドはどうなっているか見直してみてはいかがでしょうか。

 

弊社では採用ブランディングの分析、戦略立てから、ツールの作成、実施まで幅広くサポートしています。

差別化を図りたい、自社の採用ブランドを明確にしたいなどございましたら、まずは採用情報の分析からご支援致しますので、お気軽にお問合せくださいませ。

 

 

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