●はじめに

ポテンシャルを重視して採用活動を行う、“ポテンシャル採用” という言葉は、最近では珍しくなく、さまざまな求人で各企業様がアピールポイントとして打ち出している所を見かけます。ですが、そもそも “ポテンシャル” とは具体的に何の事を指すのか、組織としてどのようなメリットがあるのかを具体的に理解している方は非常に少ないかと思います。

そこで今回はポテンシャル採用を行う魅力を、メリットとデメリットを挙げつつご紹介させていただきます！

●そもそもポテンシャル採用って？

ポテンシャル採用とは、求職者の “スキル” ではなく今後の “可能性” に焦点を当てた、いわゆる未経験者採用の事を言います。若手をイチから育てたいという企業様や、経験者がなかなか集えない業界職種の企業様で多く取り入れられる手法で、ポテンシャル採用を行う事自体が採用成功のカギとなってくることも多いでしょう。

●どんな人が採用できる？

ポテンシャル採用では基本的に “未経験” の求職者にまでアプローチを広げるため、比較的社会人経験の少ない第二新卒の求職者など、会社の考え方に柔軟に対応しやすい人材を集めることができます。また、新卒採用の時期と合わせれば研修もまとめて実施することが可能なため、未経験者採用のデメリットである “研修に裂く時間がない” といった点もある程度解消でき、尚かつ中途採用で省かれがちな＜会社の思い＞をしっかりと伝えられるため、単なる人手不足解消のみならず、会社の中枢となる人材を育てていく事も可能でしょう。

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●応募者のどのような所を見て見極める？

ポテンシャル採用では技術や知識などのスキルは求めない分、新しい環境への柔軟性が求められます。新卒とは異なり、別の会社を一度体験していることが多く、前職でのやり方や考え方をあまりに引きずっている場合、入社後に会社になじめず離職してしまう事も考えられるため、前職の風土も合わせ、見極めが肝心です。

また、転職者の場合はなぜ前職を辞めることにしたのか、その課題が自社に入社することで解決できるか等も併せて確認する必要があります。

その他は、その方の性格や意欲などがマッチしていれば基本的には候補者として問題ないので、一つの指標として面接の際に性格適性診断テストを取り入れるのも良いでしょう。

●ポテンシャル採用のメリット

先ほど  “どんな人が採用できる？”  でもお話させていただきましたように、ポテンシャル採用では主に第二新卒や20代がメインターゲットとなり、下記のような魅力があります。

・会社に順応しやすい

・組織の若返りを図れる

・新卒と同じく愛社精神のある、会社の中枢となる人材が育ちやすい

・一度転職を経験しているので、自分のやりたいことや軸がはっきりしている

・経験者採用よりも人件費が抑えられる

このように、ポテンシャル採用から得られるメリットは非常に多くあります。

●ポテンシャル採用のデメリット

逆にポテンシャル採用のデメリットとしては下記のようなものが挙げられます。

・未経験者の採用のため、一人前になるまで時間がかかる

・転職へのハードルが低くなっている可能性がある

・前職のカラーを引きずってしまう可能性もある

ただし、これらのようなリスクを考慮したとしても、入社前の面接等で求職者としっかりすり合わせをしておくことによって、入社後のミスマッチを未然に防ぐことができます。

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●まとめ

ここまでポテンシャル採用のメリット魅力をお話させていただきましたが、もちろんプロフェッショナル採用という、いわゆる経験者採用にも多くのメリットがございます。

自社にどのような人材が足りていないのか、今後どういった組織へと成長していきたいかなど企業様それぞれの課題に合わせて採用計画を練っていくことが、採用の成功や企業成長へとつながっていきますので、採用をきっかけに今一度、自社の課題や展望を見直してみるのも良いかもしれません。

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