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2026.06.05法人向け
求職者が新しい職場を探すとき、最初に手に取るのが求人票や採用ページです。
限られた情報のなかから仕事内容や職場の雰囲気を読み取り、「この会社に応募してみよう」「自分には合わないかもしれない」と判断していきます。
では、求職者は企業のどんな点に魅力を感じ、逆にどのような部分に違和感を覚えるのでしょうか。
そこで今回は株式会社NEXERと共同で、事前調査で「就職や転職を経験したことがある」と回答した全国の男女500名を対象に「就職・転職活動における企業の第一印象」についてのアンケートをおこないました。
「就職・転職活動における企業の第一印象に関するアンケート」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年5月8日 ~ 5月13日
調査対象者:事前調査で「就職や転職を経験したことがある」と回答した全国の男女
有効回答:500サンプル
質問内容:
質問1:就職・転職活動中、企業に「魅力を感じた」最初のきっかけは何でしたか?
質問2:応募を決める前に、企業の何を調べましたか?(複数回答可)
質問3:企業の採用広告・求人情報を見て「この会社は合わないな」と感じた経験はありますか?
質問4:そのときに気になった点は何ですか?
質問5:求人情報と実際の職場環境に「ギャップを感じた」経験はありますか?
質問6:それはどんなギャップでしたか?
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
まずは、企業に「魅力を感じた」最初のきっかけについて聞いてみました。

最も多かったのは「求人票」で30.4%でした。
次いで「その他」が22.6%、「知人の紹介」が14.6%、「採用広告」が12.0%と続きます。
求人票は、求職者が企業と最初に接点を持つ重要な情報源です。
仕事内容や給与、勤務地、働き方といった基本情報はもちろん、文章のわかりやすさや条件の具体性によっても、企業の印象は大きく左右されると考えられます。
また、「知人の紹介」や「採用広告」にも一定数の回答が集まっており、企業の魅力は求人票だけでなく、人づての評判や広告での見せ方を通じても伝わっていることがうかがえます。
求職者と企業をつなぐ接点は多様化しており、それぞれのチャネルで一貫した情報発信が求められているといえるでしょう。
続いて、応募を決める前に企業の何を調べているのかを聞いてみました。

最も多かったのは「仕事内容」で64.6%でした。
「給与・待遇」62.6%、「社風・職場環境」27.4%、「福利厚生」24.6%と続きます。
「どのような仕事をするのか」「どれくらいの給与・待遇が得られるのか」という2点は、応募を判断するうえで重視されている項目だとわかります。また、「社風・職場環境」や「福利厚生」など、入社後の働きやすさに関わる情報を確認している人も一定数見られました。
求職者は、企業のイメージや知名度だけで判断するのではなく、仕事内容や待遇、職場環境といった具体的な情報を確認しながら、入社後の働き方を丁寧にイメージしているといえます。
続いて、企業の採用広告や求人情報を見て「この会社は合わないな」と感じた経験があるかを聞いてみました。

その結果「ある」と回答した方は57.2%、「ない」と回答した方は42.8%でした。
半数以上の人が、採用広告や求人情報を見た時点で「自分には合わないかもしれない」と感じた経験を持っていることが明らかになりました。
応募する前のわずかな違和感が、応募見送りの理由になることもあります。
そのため、採用広告や求人情報の伝え方は、企業にとって採用成果を左右する重要なポイントだといえそうです。
質問4では、具体的にどのような点で「合わない」と感じたのか聞いてみたので、一部を紹介します。
●少し高圧的な広告(20代・男性)
●残業時間の多さ(20代・女性)
●やる気など精神論や残業が多い、最低賃金の所(30代・女性)
●業務内容の範囲が広すぎる点。それにも関わらず給料が低い点。社内旅行やイベントを実施している点。(30代・女性)
●あまりにもいいことばっかり書いてあること(30代・女性)
●アットホーム、皆で助け合い、というフレーズ。(30代・女性)
●業務内容が曖昧に書かれており、具体的なイメージが湧かなかったこと(40代・男性)
注目したいのは、「アットホーム」「皆で助け合い」といった企業側が前向きな意味で使っているフレーズが、求職者にとっては不安や警戒のサインとして受け取られているケースがある点です。
また、業務内容が曖昧に書かれていること、給与に対して業務範囲が広すぎること、残業時間の多さなどに違和感を覚える声も多く見られました。「いいことばかり書いてある」と感じた場合も、かえって信頼しにくくなるという指摘もあります。
求職者は、言葉の選び方、情報の具体性、あえて書かれていない部分からも企業の雰囲気を読み取っています。魅力を伝えようと情報を盛りすぎてしまうと、かえって不信感につながる可能性があることを意識しておきたいところです。
最後に、求人情報と実際の職場環境に「ギャップを感じた」経験があるかを聞いてみました。

その結果、「ある」と回答した方は37.2%、「ない」と回答した方は62.8%でした。
およそ3人に1人が、入社後に求人情報との違いを感じた経験を持っていることになります。
このギャップは、入社後の早期離職にもつながりかねない重要な問題です。
質問6では、どのようなギャップだったか聞いてみたので、一部を紹介します。
●労働環境が悪すぎる(30代・男性)
●働く雰囲気・人が良くない(30代・女性)
●初心者歓迎、が全然初心者歓迎ではなかったこと(30代・女性)
●未経験者大歓迎と書いていたけど、実際は専門職で職人気質的な所があるので、ある程度の経験や知識がないと一からでは厳しい感じがした。(30代・男性)
●時間外労働があって、手当ももらえなかった。(40代・女性)
●かなり、超過した労働時間(40代・男性)
●SOPなど手順書も含め充実していると聞いていたが、入社後すぐ前任者が辞め、引継ぎも無ければ手順書も無く、入社してすぐ作成を求められたこと。(40代・女性)
「未経験者歓迎」「初心者歓迎」といった表現と、実際に求められる業務レベルとの間にギャップを感じた人がいることがわかります。
企業側にとっては「未経験でも応募可能」という意図でも、求職者は「未経験者でも活躍できる教育体制が整っている」と受け取ることがあり、ここに認識の差が生まれやすいといえます。
また、労働時間や時間外労働、残業代の有無といった条件面の違いを指摘する声、職場の雰囲気や人間関係、教育体制が入社前の印象と異なっていたケースも見られました。
今回の調査では、57.2%が求人情報を見て「この会社は合わないな」と感じた経験があり、37.2%は入社後に実際の職場とのギャップを感じたことがあるとわかりました。
また、応募前に最も調べられているのは「仕事内容」と「給与・待遇」であり、求職者は入社後の働き方を具体的にイメージしながら、企業の情報を慎重に確認していることがうかがえます。
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●引用元が「株式会社NEXERと総合人材会社の株式会社プレイス&アビリティによる調査」である旨の記載
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